次に、さきに送付いたしましたように、市長から、
報告第一号
専決処分事項に関する件
の報告がありました。
次に、さきに送付いたしましたように、
監査委員から、
定例監査、
出資団体監査及び
例月出納検査の結果について報告がありました。
以上で、諸般の報告を終わります。
────────○────────
日程第四 第五十九議案 仙台市
固定資産評価審査委員会の委員の選任に
関する件
6: ◯議長(
斎藤範夫)日程第四 第五十九号議案 仙台市
固定資産評価審査委員会の委員の選任に関する件を議題といたします。
市長から説明を求めます。市長。
〔市長
郡和子登壇〕
7: ◯市長(郡和子)ただいま上程となりました、第五十九
号議案仙台市
固定資産評価審査委員会の委員の選任に関する件でありますが、これは、仙台市
固定資産評価審査委員会の委員のうち、
千葉芳信、永山勝教、
高橋直子の三氏が、本年三月三十一日をもって
任期満了となりますので、その後任の委員として、
千葉芳信、
高橋直子の二氏を引き続き、菅原亨氏を新たに選任することにつきお諮りするものであります。
何とぞ慎重御審議の上、御同意賜りますようお願いを申し上げます。
8: ◯議長(
斎藤範夫)お諮りいたします。ただいま議題となっております第五十九号議案 仙台市
固定資産評価審査委員会の委員の選任に関する件は、まず、
千葉芳信さんに同意することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
9: ◯議長(
斎藤範夫)御異議なしと認めます。よって、
千葉芳信さんに同意することに決しました。
次に、
高橋直子さんに同意することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
10: ◯議長(
斎藤範夫)御異議なしと認めます。よって、
高橋直子さんに同意することに決しました。
次に、菅原亨さんに同意することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
11: ◯議長(
斎藤範夫)御異議なしと認めます。よって、菅原亨さんに同意することに決しました。
────────○────────
日程第五 第六十号議案 仙台市
土地利用審査会の委員の任命に関する
件
12: ◯議長(
斎藤範夫)日程第五 第六十号議案 仙台市
土地利用審査会の委員の任命に関する件を議題といたします。
市長から説明を求めます。市長。
〔市長
郡和子登壇〕
13: ◯市長(郡和子)ただいま上程になりました、第六十
号議案仙台市
土地利用審査会の委員の任命に関する件でありますが、これは、仙台市
土地利用審査会の委員のうち、内田美穂、菅野育男、
佐々木真理、
内藤千香子、
平野勝也の五氏が、本年三月三十一日をもって
任期満了となりますので、その後任の委員として、
佐々木真理、
平野勝也の二氏を引き続き、
藤澤和明、
丸尾容子、
丸山水穂の三氏を新たに任命することにつきお諮りをするものであります。
何とぞ慎重御審議の上、御同意賜りますようお願いを申し上げます。
14: ◯議長(
斎藤範夫)お諮りいたします。ただいま議題となっております第六十号議案 仙台市
土地利用審査会の委員の任命に関する件は、まず、
佐々木真理さんに同意することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
15: ◯議長(
斎藤範夫)御異議なしと認めます。よって、
佐々木真理さんに同意することに決しました。
次に、
平野勝也さんに同意することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
16: ◯議長(
斎藤範夫)御異議なしと認めます。よって、
平野勝也さんに同意することに決しました。
次に、
藤澤和明さんに同意することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
17: ◯議長(
斎藤範夫)御異議なしと認めます。よって、
藤澤和明さんに同意することに決しました。
次に、
丸尾容子さんに同意することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
18: ◯議長(
斎藤範夫)御異議なしと認めます。よって、
丸尾容子さんに同意することに決しました。
次に、
丸山水穂さんに同意することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
19: ◯議長(
斎藤範夫)御異議なしと認めます。よって、
丸山水穂さんに同意することに決しました。
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日程第六 第六十一号議案 宮城県
公安委員会の委員の推薦に関する件
20: ◯議長(
斎藤範夫)日程第六 第六十一議案 宮城県
公安委員会の委員の推薦に関する件を議題といたします。
市長から説明を求めます。市長。
〔市長
郡和子登壇〕
21: ◯市長(郡和子)ただいま上程になりました、第六十一
号議案宮城県
公安委員会の委員の推薦に関する件でありますが、これは、宮城県
公安委員会の委員のうち、相澤博彦氏が本年四月二十日をもって
任期満了となりますので、その後任の委員として、引き続き同氏を推薦することにつきお諮りするものであります。
何とぞ慎重御審議の上、御同意賜りますようお願い申し上げます。
22: ◯議長(
斎藤範夫)お諮りいたします。ただいま議題となっております第六十一号議案 宮城県
公安委員会の委員の推薦に関する件は、これに同意することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
23: ◯議長(
斎藤範夫)御異議なしと認めます。よって、本案は、これに同意することに決しました。
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日程第七 第六十二号議案
人権擁護委員候補者の推薦に関する件
24: ◯議長(
斎藤範夫)日程第七 第六十二号議案
人権擁護委員候補者の推薦に関する件を議題といたします。
市長から説明を求めます。市長。
〔市長
郡和子登壇〕
25: ◯市長(郡和子)ただいま上程になりました、第六十二
号議案人権擁護委員候補者の推薦に関する件でありますが、これは、本市推薦の
人権擁護委員のうち、高橋洋氏が辞任し、
竹内久子、
竹川訓由、酒井恵、佐々木好志、
繁野みど里、
田代ひとみ、高森勝治の七氏が、本年六月三十日をもって
任期満了となりますので、その
後任候補者として、
竹内久子、
竹川訓由、
繁野みど里の三氏を引き続き、
丹野圭子、増田友、
山田誠司、
飯村俊幸、
菅原一郎の五氏を新たに推薦することにつきお諮りするものであります。
何とぞ慎重御審議の上、御同意賜りますようお願いを申し上げます。
26: ◯議長(
斎藤範夫)お諮りいたします。ただいま議題となっております第六十二号議案
人権擁護委員候補者の推薦に関する件は、まず、
竹内久子さんを推薦することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
27: ◯議長(
斎藤範夫)異議なしと認めます。よって、
竹内久子さんを推薦することについては異議ないものと決しました。
次に、
竹川訓由さんを推薦することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
28: ◯議長(
斎藤範夫)御異議なしと認めます。よって、
竹川訓由さんを推薦することについては異議ないものと決しました。
次に、
丹野圭子さんを推薦することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
29: ◯議長(
斎藤範夫)御異議なしと認めます。よって、
丹野圭子さんを推薦することについては異議ないものと決しました。
次に、
繁野みど里さんを推薦することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
30: ◯議長(
斎藤範夫)御異議なしと認めます。よって、
繁野みど里さんを推薦することについては異議ないものと決しました。
次に、増田友さんを推薦することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
31: ◯議長(
斎藤範夫)御異議なしと認めます。よって、増田友さんを推薦することについては異議ないものと決しました。
次に、
山田誠司さんを推薦することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
32: ◯議長(
斎藤範夫)御異議なしと認めます。よって、
山田誠司さんを推薦することについては異議ないものと決しました。
次に、
飯村俊幸さんを推薦することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
33: ◯議長(
斎藤範夫)御異議なしと認めます。よって、
飯村俊幸さんを推薦することについては異議ないものと決しました。
次に、
菅原一郎さんを推薦することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
34: ◯議長(
斎藤範夫)御異議なしと認めます。よって、
菅原一郎さんを推薦することについては異議ないものと決しました。
────────○────────
日程第八 第一号議案から日程第六七 第六十四号議案まで
35: ◯議長(
斎藤範夫)日程第八 第一号議案 平成三十年度仙台市
一般会計補正予算(第四号)、この際、件名の朗読を省略いたします。以下、日程第九 第二号議案から日程第六七 第六十四号議案まで、以上六十件を一括議題といたします。
市長から説明を求めます。市長。
〔市長
郡和子登壇〕
36: ◯市長(郡和子)平成三十一年第一回定例会の開会にあたり、市政運営の所信の一端と施策の大綱について申し述べます。
仙台が市制施行し、都市としての歴史をスタートしてから間もなく百三十年。平成の時代とともに
政令指定都市に移行してから三十年の歩みを刻んできた本市は、この間、
東日本大震災をはじめとする幾多の試練や時代の変化を乗り越え、環境と
都市機能が美しく調和する「杜の都」を創り上げてまいりました。多くの先人のご努力に、改めて敬意を表します。
そして今、
グローバル化や
高度情報化、人々のライフスタイルの多様化など、私たちを取り巻く環境は大きく変化しています。私は、いかなる時代にあっても仙台が人々の夢や意欲を育み、躍動し続けるまちであってほしい、そのためには、多様な人々の知恵と力をかけ合わせ、力強く前進することが必要だと考えます。その道筋を探す鍵は、「杜の都」の豊かな自然、知的資源や若者の多い学都、震災を乗り越えた市民力など、先人たちが築き上げてきたこのまちの個性にあるのだと思うのです。市民の皆さまとともにこれらの
都市個性を見つめ直し、磨き上げながら、新たなチャレンジを続けてまいります。
新年度には、未来に向けた本市の
まちづくりの指針となる新総合計画の議論が本格化します。次なる三十年を見据え、変革へのスタートラインに立って、輝き続ける未来への活路をともに切り開いてまいりましょう。
このような
まちづくりに向けた第一歩として、
経済成長と
交流人口ビジネスの活性化に向けた戦略を掲げました。
都市活力の根幹を支えるのは、何より
地域経済の成長であり、このことは魅力的な働く場の創出や、東京圏への
人口流出抑制など、本市の
まちづくりの観点においても重要な要素です。
イノベーションによる
中小企業の経営力の強化や新たな産業の創造、生産性の向上に加え、
創業支援や
次世代放射光施設の整備を見据えた
研究開発機関の誘致など、
地域経済の活性化に向けてあらゆる手だてを尽くしてまいります。
また、人々の価値観が多様化する中での
交流人口拡大に向けて、仙台・東北の食や風土等の豊かな資源をつなぎ合わせた「ここでしか味わえない時間」を形作り、国内外から多くの人を呼び込みます。裾野の広い観光産業をより元気にすることで、産業全体を強化し、
地域活力を生み出していく考えでございます。
さらに私は、経済・観光の活性化のためには、その中心的な舞台であり、東北の玄関口でもある都心の
機能強化が重要であると考えます。そのため、
まちづくりに関わる皆さまとの連携のもと、
市役所本庁舎建て替えや定
禅寺通活性化、
音楽ホール整備の検討などを進めるとともに、老朽化の進む建築物の更新を誘導してまいります。そしてこれらの
取り組みを契機として、都心の
回遊性向上や、
仙台ならではの洗練された魅力があり、きらりと輝きを放つ空間の創出を目指す「(仮称)都心再
構築プロジェクト」をスタートいたします。
もとより、まちの主役は「人」です。若者や高齢者、障害者など、全ての市民の皆さまが生涯にわたって安全に、元気に暮らし、持てる力を発揮できる
環境づくりに力を入れてまいります。
子どもたちは未来への希望です。
子どもたちに関わる痛ましい事案が二度と起きることのないよう、さらなる
教育環境の整備や、
子育て支援など、子どもが健やかに学び育つ
環境づくりにしっかりと
取り組みます。また、地域における支え合いや
就労支援、生活の基盤である
地域コミュニティの強化や
地域交通の確保、被災されたお一人おひとりの心の復興など、市民の暮らしに寄り添った施策を総合的に推進するとともに、復興に向けて発揮された市民の皆さまの力を結集しながら、
防災環境都市づくりを加速してまいります。
このような考えのもと、新年度の主題を「躍動する杜の都 新たなステージへ」とし、議会をはじめ市民の皆さまとともに、希望ある未来を創るべく、全力で取り組む考えでございます。
新年度の施策の第一の柱は、「人が集い、成長し続ける
まちづくり」です。
都市の発展には、暮らし、学び、働く場として多くの人々に選ばれ、そこから
にぎわいと
経済活力が生み出され続けることが不可欠です。その要となる
地域経済の活性化、
地元中小企業の
競争力強化を強力に推進してまいります。
高成長が見込まれる意欲ある企業を対象とした集中的、継続的な
経営支援により、
地域経済を牽引する
仙台未来創造企業を輩出するとともに、
ベンチャー企業への留学等により中核人材を育成し、
中小企業の経営力を高める
取り組みを開始します。
また、東北全域を対象とした
集中支援プログラムにより、急成長が期待され、
社会課題解決にもつながるような起業家を生み出すとともに、
小中高校生向けワークショップ等により、起業の裾野を広げる
取り組みを進めてまいります。
企業の
持続的成長を支えるには、人材の確保と定着が不可欠です。
地元企業へ就職する方を対象とした
奨学金返還支援制度を開始するほか、転職、起業するために東京圏から移住する場合の
支援制度を導入いたします。
さらなる成長が見込まれるIT産業につきましては、防災、健康福祉、医療等のさまざまな業種との協業によるX‐TECHを推進し、新たな
事業モデルの構築と
関連企業の集積を目指します。
仙台・東北の未来に大きな
イノベーションと波及効果を生み出す
次世代放射光施設について、施設の利活用に向けた
取り組みや
関係機関との連携構築を進め、この施設を中核とした
リサーチコンプレックスの形成を図ってまいります。
農業の振興に向けましては、農産物の
ブランド化や高
付加価値化を通じた収益性の向上を図るため、新たな特産品の開発等の六次産業化の
取り組みや、その拠点となる施設の整備を支援するほか、生産基盤となる農地のほ場整備や、水路、ため池などの長寿命化を着実に実施いたします。
交流人口拡大の
取り組みについては、
にぎわいを呼び込むだけでなく、国内外からの誘客を消費につなげる施策を集中的に展開することが必要です。
本市ならではの新たな
観光コンテンツの発掘と既存資源の磨き上げにより、事業者や市民による多彩な
体験プログラムの創出を促進し、誰もが楽しめる「日本一の
体験都市」を目指します。併せて、
来訪者向けの新たなサービスを提供する事業者など、担い手の発掘や育成を行ってまいります。
さらに、
仙台空港への
新規路線誘致に向けて取り組むとともに、旅行者の国や地域といった属性や目的に即したプロモーションによるインバウンドの促進、大規模な
企業内会議や研修会など新たな分野における
会議誘致を進めます。
交流人口の拡大を考える上で、「東北」という視点も欠かせません。
コンテンツとしての食に着目したツーリズムを推進するほか、
勾当台公園に東北の食材を活用する
カフェレストランを設置し、東北の多様な魅力を発信します。
東京オリンピック・
パラリンピックに向けて、東北六市共同による復興と観光情報の発信に向けた準備を進めるほか、
ホストタウンとして
事前キャンプの誘致や
交流事業に引き続き
取り組み、
スポーツシティ仙台としてのポテンシャルを高めるよう努めてまいります。
経済活性化に向けた
取り組みを進める上では、本市のみならず東北の活力を牽引する
都心機能の一層の強化と、
都市機能と
自然環境が調和した
都市空間や、文化の創造性、歴史的な要素を生かした
まちづくりが重要になります。
このような認識のもと、
都市空間形成の指針となる
都市計画マスタープランと
交通政策の基本方針となる
都市交通プランの改定に本格的に着手いたします。併せて、経済の活性化と連動させた
都心機能の更新や利便性の高い
都心交通環境の整備等に取り組んでまいります。
定禅寺通の活性化に向けて、公民が連携して議論を深めながら
にぎわいの創出と都心全体の回遊性の向上につなげていきます。
市役所本庁舎の建て替えについては、市民広場と定
禅寺通周辺との連続性に配慮した
基本計画を策定するとともに、楽都のシンボルとなる
音楽ホールの
基本構想策定に向けた議論を進めます。
第二の施策の柱は、「まちと地域を支える
人づくり」です。
仙台のまちをこれからも輝かせるためには、ここで働き、暮らす市民の皆さまがいきいきと活躍し、その経験と力を十分に発揮できる
環境整備が重要になります。未来を担う
子どもたちがそれぞれの個性と能力を発揮できるよう、学びと育ちの
環境づくりに一層力を尽くしてまいります。
まず、いじめへの対応については、保護者や
関係機関などとの連携を強めながら、
子どもたちが健やかに育つことのできる
環境づくりに取り組むこと、そして、何より市や学校が迅速かつ適切な対応の徹底を図ることが重要です。そのため、いじめや不登校などの未然防止、早期の発見と対応に向けて、
スクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカーによる
支援体制の強化、SNSを活用した相談体制の充実などに加え、全ての
市立中学生を対象にした生徒個々の学級生活における満足感や意欲、クラスの雰囲気等を把握できる
アンケート調査を実施してまいります。
教育環境の充実に向けましては、教職員が
生徒一人ひとりに向き合う体制を強化するため、中学三年生を対象に三十五人以下学級を拡充するとともに、全ての市立学校へのエアコンの設置について、早期に完了するよう全力を挙げて
取り組みます。
切れ目のない
子育て支援につきましては、産後間もない時期の
子育て家庭への
サポート強化として、今年から開始した
産婦健康診査の費用助成と産後
ケア事業を通年で実施するなど、妊娠期から出産、子育て期にわたる総合的な支援を行い、安心して子どもを産み育てられる
環境整備を推進します。
また、保育基盤の整備など引き続き
待機児童の解消に取り組むとともに、今年十月からの
幼児教育の無償化の円滑な実施に向け、幼稚園や
保育所等との連携を密にし、制度の周知や関連する手続への対応を着実に進めます。
発達に不安を抱える未就学児やその保護者への
支援体制をさらに整えるため、
児童発達支援センターの機能を拡充して、ペアレントプログラムを活用した啓発や相談、幼稚園等との併行通園を
モデル事業として実施いたします。
子どもの貧困対策につきましては、いわゆる
子ども食堂による
居場所づくりの支援とともに、小中学生への学習・
生活支援や高校生の中途退学を防止する
取り組みの継続により、それぞれの子どもが生まれ育った環境に左右されることなく、健やかに成長できる施策を進めます。
さらに、年齢や障害の有無などその多様性を認め合い、誰もが尊重され、生きがいを持って暮らせる施策を進めてまいります。
障害者と
企業ニーズのマッチングによる
就労支援や
ワークショップを通じた
障害者差別解消のための普及啓発に継続して取り組むとともに、
東京パラリンピックに向けた広報や企業・市民への研修を通じて、障害理解の促進とホスピタリティの向上を図ります。
高齢者が住み慣れた地域で安心して生活できるよう、
地域包括ケアシステムの構築を進めるほか、元気な高齢者の経験や能力が就労等を通じて
地域社会に生かされるよう、
関係機関と連携して取り組んでまいります。
新たに策定する
自殺対策計画に基づき、誰も自死に追い込まれることのない仙台の実現に向け、
地域自殺対策推進センターの整備や、SNSを活用した相談窓口の設置等の対策を強化してまいります。
これからの
地域づくりに向けては、多様化が進む
地域課題に対し、現状を肌で感じ、目的を共有する地域の方々の主体的な関わりと、具体的な支援策が求められます。
地域コミュニティ強化の観点から、町内会をはじめとする
地域団体への住民参加を促進するとともに、現在青葉区で実施中の「
町内会役員担い手講座」を全市に展開することで、将来役員となり得る人材の発掘・育成と円滑な組織運営につなげてまいります。また、
郊外住宅地や西部地区での
地域課題解決に向けた
仕組みづくりを、引き続き支援いたします。
日常生活を支える移動手段の確保に向けては、昨年開始した、地域の方々、
運行事業者、行政の三者協働による
地域交通スタート支援の
取り組みについて、試験運行から実証運行への引き上げを目指すとともに、他の地域にも広げていけるよう進めてまいります。
一方、
利用状況が低迷しているバス路線に着目し、持続的な運行に必要な利用者の増加や収支の改善に向けて、
地域住民との
ワークショップや
バス事業者も交えた
意見交換会等を実施いたします。
市民生活における安全安心の確保に向けては、新たに制定した条例に基づき、
交通安全教育の充実や
自転車損害賠償保険への加入の促進を図るほか、
客引き行為等の取り締まりや街頭での啓発活動を通じて、誰もが安心かつ快適に過ごせる
環境づくりに取り組んでまいります。
第三の柱は、「未来を守る、
防災環境都市づくり」です。
これまで本市は、震災の教訓を踏まえ、杜の都の環境を基本とし、あらゆる施策に防災と
環境配慮の視点を織り込んだ
取り組みを進めてまいりました。日本を含む世界各地で大きな自然災害が相次ぐ中、しなやかで強靭な
まちづくりを目指し、さらなる
取り組みに注力してまいります。
そのためにまず、災害救助法に基づく救助実施市の指定を受けることにより、大規模災害時の被災者への支援を迅速かつ円滑に行う体制を整えるほか、国土強靭化地域計画の策定に着手いたします。
防災・減災対策において重要となる情報発信については、津波に対する避難広報体制の強化を図るため、実用化を目指した自動離発着ドローンの実証実験を開始いたします。
国内外から多くの来館者を集める震災遺構荒浜小学校とせんだい3・11メモリアル交流館において、引き続き震災の経験や暮らしの記憶を発信します。また、市中心部の震災メモリアル拠点の
基本構想策定に向けた検討を進めるほか、小学生の校外学習での荒浜小学校活用による未来の防災の担い手づくりに
取り組みます。併せて、国内外の専門家が集う世界防災フォーラムと市民参加型の仙台防災未来フォーラムの同時開催を通じて、防災・減災に関して活動している方々の交流と市民の防災意識の向上を図るとともに、仙台防災枠組の採択都市として世界に貢献する責務を果たしてまいります。
現在の杜の都を創り上げてきた歩みは、このまちの快適な都市環境を誇りに思う市民や事業者の意識と行動に支えられてきました。この
取り組みをさらに進めるため、世界的な課題である地球温暖化対策を推進するための条例のあり方と、事業者による温室効果ガス排出削減を図るアクションプログラムの導入に向けた議論を深めていくとともに、食品ロスの削減をはじめとするごみ減量とリサイクルを一層進めます。
復興の着実な推進に向けては、被災された方々への心のケアを含む健康支援や住まいの再建など、お一人おひとりの状況に応じた支援と復興公営住宅におけるコミュニティ活性化に引き続き取り組んでまいります。また、東部沿岸地域でのかさ上げ道路の完成を目指すほか、集団移転跡地の利活用や蒲生北部地区での土地区画整理を通じて、土地の有効活用と
にぎわいの創出を進めます。
最後に、市役所経営についてです。
時代の転換期にある今だからこそ、私は前例にとらわれず挑戦する組織風土づくりや、ICTにおける新たな技術の導入など、戦略性を持った市政運営に舵を切っていかねばならないと思います。このような観点から力点を置くべき経営方針を明らかにした「(仮称)仙台市役所経営プラン」を掲げ、自らの変革に邁進してまいります。
とりわけ、
地域課題が多様化する中にあっては、市民の皆さまの御意見を伺い、ともに施策を組み上げていく姿勢が一層重要であり、政策形成過程に市民の皆さまの幅広い参画を頂きながら、
地域団体、NPO、企業、大学など、多様な主体と連携し、市民が主役の
まちづくりを推進いたします。また、地域重視の観点から、
地域づくりの拠点である区役所の地域特性に応じた課題解決や、そのためのコーディネート機能の強化に向けた体制を構築してまいります。
職員一人ひとりが仙台の未来に責任と自覚を持って
まちづくりを進めるべく、私自身が先頭に立って市役所全体の一層の活性化を実現してまいる所存です。
以上、市政運営の所信の一端と施策の大綱について申し述べてまいりました。
我が国が平成から次の代へと新たな時代を迎えようとする中、本市においても各般にわたる施策を推し進めながら、復興の次のステージに向けて確実に歩みを進め、新たな地平を目指してまいる覚悟でございます。
議員各位及び市民の皆さまのご理解、ご協力を心からお願い申し上げます。
なお、提出いたしております平成三十一年度各会計予算案の概要並びに条例、その他の各案件及び平成三十年度各会計補正予算案につきましては、引き続き藤本副市長から説明をいたさせたいと存じます。
各案件につき、何とぞ慎重御審議の上、御賛同賜りますようお願いを申し上げます。
37: ◯議長(
斎藤範夫)藤本副市長。
〔副市長 藤本章登壇〕
38: ◯副市長(藤本章)市長にかわりまして、提案いたしております平成三十一年度予算案及び条例案などの主な内容について御説明申し上げます。
はじめに、平成三十一年度予算案の主な内容を御説明申し上げます。
本市の財政は、市税収入が堅調に推移しているものの、歳出面では、高まる保育需要と高齢化の進展による社会保障関係費や、公共施設の老朽化対策費の増加が見込まれ、今後、人口減少局面を迎えるに当たり、中長期的な視点を持ちながら、持続可能な財政基盤を確立していくことが必要となっております。
このため、新年度予算編成においては、公共施設の老朽化対策を着実に進めるとともに、将来の税源涵養につながる地域
経済活性化、
交流人口拡大の
取り組みを初め、施政方針に掲げた施策を中心に、選択と集中による予算配分を行ったところでございます。
この結果、平成三十一年度の予算規模は、一般会計五千五百六十三億四千二百万円、特別会計三千百六十九億七千六百余万円、企業会計二千三百五十九億八千百余万円となっており、前年度と比較して、一般会計三・二%増、特別会計五・三%増、企業会計一・三%減であり、総額で二・八%増の一兆一千九十三億余万円となっております。
平成三十一年度当初予算の概略につきまして、以下、百万円単位で御説明申し上げます。
はじめに、「人が集い、成長し続ける
まちづくり」に関しましては、
地域経済を牽引する
仙台未来創造企業の輩出など、経済産業政策推進に三千五百万円、
中小企業の中核人材育成支援や企業間連携による課題解決など、
地元企業成長促進に五千四百万円、奨学金返還支援など、
中小企業人材確保・雇用対策に六千九百万円、IT企業と異業種のマッチングや産学官連携プロジェクトを支援する、成長産業振興に一億九千万円、
次世代放射光施設の立地による波及効果を最大限に生み出すため、
次世代放射光施設関連産業振興に五億五千五百万円、農業の六次産業化や地産地消を推進する、農食ビジネス推進に一億三千二百万円、本市の多様な観光資源の魅力を高めるため、
体験プログラムを創出するなど、仙台観光魅力創出に七千七百万円、外国人観光客のさらなる誘客を図る、インバウンド推進に一億六千百万円、国際会議等に加え
企業内会議等の誘致にも取り組む、コンベンション誘致に六千三百万円、東北の美酒と食のツーリズム推進など、東北連携推進に二億六千万円、
東京オリンピック・
パラリンピックに向けた
事前キャンプ誘致や
ホストタウン事業を含む、スポーツ推進に六億二百万円、
音楽ホール整備検討など、文化振興に六億九千三百万円、本庁舎建てかえのための
基本計画策定などを進める、
市役所本庁舎建替に一億三千百万円、
にぎわいを創出し、都心部全体の人の回遊性の向上を図る、定
禅寺通活性化推進に四千万円、新たな都市
交通政策検討調査など、公共交通活性化等推進に六億二千百万円を計上いたしております。
次に、「まちと地域を支える
人づくり」に関しましては、
スクールカウンセラー、スクールソーシャルワーカーによる
支援体制の強化、全ての
市立中学生を対象とした学級生活等の
アンケート調査実施など、いじめ防止対策推進に十四億三千四百万円、教職員が子供たち一人一人と向き合える体制づくりを進めるため、三十五人以下学級の拡充に六億一千七百万円、空調設備の設置など良好な学校
教育環境を確保する、学校教育施設整備に九十一億一千六百万円、高齢者が地域で安心して暮らすことができる社会の実現に向け、高齢者保健福祉の推進に四十八億七千万円、発達に不安を抱える未就学児や保護者を支援する
モデル事業の実施など、障害児支援の充実に四十三億四千七百万円、SNSを活用した若年者向け相談窓口の設置など、自殺総合対策推進に二千四百万円、安心して子供を産み育てやすい
環境づくりのため、保育基盤や児童館の整備等を進める、すこやか子育てプラン推進に六百八十六億一千五百万円、
産婦健康診査への助成や産後
ケア事業など、母子保健の充実に十三億二千八百万円、子育ての経済的な負担を軽減する、
幼児教育の無償化に三十二億四千七百万円、客引き対策など、地域安全対策に七千七百万円、自転車安全利用に関する普及啓発活動など、杜の都の自転車プラン推進に三億六千七百万円、多様な主体による協働の
まちづくりを推進する、市民協働推進に三千八百万円、町内会をはじめとする
地域団体の運営や活動を支援する、
地域コミュニティ体力強化に六百万円を計上いたしております。
続いて、「未来を守る、
防災環境都市づくり」に関しましては、震災の経験や知見を国内外に発信し都市ブランドを確立する、
防災環境都市づくり推進に五千三百万円、中心部拠点施設の整備に向けた検討など、震災復興メモリアル事業に一億三千七百万円、ドローンを活用した津波避難広報体制の強化など、防災・減災対策の推進に三億三千三百万円、道路に面するブロック塀等の実態調査や除却費用の助成を含む、民間建築物耐震化等促進に四億三千二百万円、(仮称)温室効果ガス削減アクションプログラムの導入に向けた検討など、低炭素都市づくり等推進に六億九千二百万円、食品ロスの削減や資源化などに市民、事業者との協働により取り組む、ごみ減量・リサイクル推進に四十億五千三百万円、被災された方々への健康づくりや心のケアなど、被災者の健康支援に二千六百万円、防災集団移転後の土地利用を進める、東部地域移転跡地利活用推進に三十三億三千万円を計上いたしております。
最後に、都市経営の推進等に関しましては、公共施設の持続的な提供に向け、中長期的な視点に立った整備や維持管理を行う、公共施設等マネジメントの推進に百八十億四千五百万円、新総合計画の策定に向けた
取り組みなど、総合計画の推進に五千七百万円、職員研修の充実やコンプライアンスの推進など、人材育成機能・組織力の強化に二千五百万円、コールセンターの設置に向けた基本構想の策定など、コールセンター等整備に九百万円、消費税、地方消費税率の引き上げへの対応として、低所得者・子育て世帯向けプレミアム付商品券発行に五十九億六千三百万円を計上いたしております。
以上をもちまして、新年度予算の概略説明とさせていただきます。
次に、条例案その他の各案件につきまして、概略御説明申し上げます。
初めに、第三十
号議案仙台市市庁舎整備基金条例でありますが、これは、市庁舎の整備を図ることを目的として市庁舎整備基金を設置するものであります。
次は、第三十一
号議案仙台市奨学金返還支援基金条例でありますが、これは、本市の産業を担う人材を確保し、及びその人材の本市への定着を促進することを目的として行う大学生等に係る奨学金の返還を支援する事業に要する経費を充てることを目的として、奨学金返還支援基金を設置するものであります。
次は、第三十二号議案各種使用料、手数料等の改定に関する条例でありますが、これは、消費税法及び地方税法の改正を考慮し、各種使用料、手数料等を改定するものであります。
次は、第三十三
号議案仙台市職員定数条例の一部を改正する条例でありますが、これは、市長の事務部局、福祉事務所、市立病院及び教育委員会の事務部局等の職員並びに消防職員の定数を増加させるとともに、交通局の職員の定数を減少させるものであります。
次は、第三十四号議案外国の地方公共団体の機関等に派遣される職員の処遇等に関する条例等の一部を改正する条例でありますが、これは、地方公務員法の改正に伴い、所要の規定の整備を行うものであります。
次は、第三十五
号議案仙台市職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例でありますが、これは、地方公務員法の改正を考慮し、非常勤職員の育児休業及び部分休業に関し必要な事項を定めるものであります。
次は、第三十六号議案職員等の旅費に関する条例の一部を改正する条例でありますが、これは、地方公務員法及び地方自治法の改正を考慮し、会計年度任用職員等の旅費及び費用弁償について定めるとともに、条例の題名を職員の旅費等に関する条例に改めるものであります。
次は、第三十七号議案職員の給与に関する条例の一部を改正する条例でありますが、これは、地方公務員法及び地方自治法の改正を考慮し、会計年度任用職員等の給与に関し必要な事項を定めるものであります。
次は、第三十八号議案技能職員の給与の種類及び基準に関する条例及び仙台市企業職員の給与の種類及び基準に関する条例の一部を改正する条例でありますが、これは、地方公務員法の改正を考慮し、会計年度任用職員の給与に関し必要な事項を定めるものであります。
次は、第三十九
号議案仙台市職員退職手当条例の一部を改正する条例でありますが、これは、地方公務員法及び地方自治法の改正を考慮し、会計年度任用職員等の退職手当に関し必要な事項を定めるものであります。
次は、第四十号議案職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部を改正する条例でありますが、これは、介護又は不妊治療のための家庭支援休暇に関し必要な事項を定めるとともに、介護休暇を廃止するものであります。
次は、第四十一
号議案仙台市職員の自己啓発等休業に関する条例の一部を改正する条例でありますが、これは、学校教育法の改正に伴い、所要の規定の整備を行うものであります。
次は、第四十二号議案特別職の職員の給与、旅費、費用弁償の額並びにその支給方法に関する条例の一部を改正する条例でありますが、これは、平成三十一年四月一日から平成三十二年三月三十一日までの間における教育長の給料月額を減額するものであります。
次は、第四十三号議案市長等の給与に関する条例の一部を改正する条例でありますが、これは、平成三十一年四月一日から平成三十二年三月三十一日までの間における市長等の給料月額を減額するとともに、市長及び副市長の地域手当の支給割合の特例を定めるものであります。
次は、第四十四
号議案仙台市国民健康保険事業財政調整基金条例の一部を改正する条例でありますが、これは、毎年度基金として積み立てる額を予算で定める額の範囲内の額とし、基金を処分した場合における再積み立てに関する規定を削るとともに、基金を処分することができる場合を改めるものであります。
次は、第四十五
号議案仙台市交通指導隊条例の一部を改正する条例でありますが、これは、若林地区交通指導隊を設置し、隊員の職務報酬の額を改定するとともに、その委嘱に係る年齢の要件を改めるものであります。
次は、第四十六
号議案仙台市国民健康保険条例の一部を改正する条例でありますが、これは、国民健康保険法施行令の改正を考慮し、基礎賦課額の限度額を改定するものであります。
次は、第四十七
号議案仙台市放課後児童健全育成事業及び家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例でありますが、これは、放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準の改正に伴い、一定の学科等を修めて専門職大学の前期課程を修了した者であって、都道府県知事が行う研修を修了したものを放課後児童支援員とすることができることとするものであります。
次は、第四十八
号議案仙台市中央卸売市場業務条例の一部を改正する条例でありますが、これは、中央卸売市場本場の冷蔵庫使用料の上限額を改定するとともに、消費税法及び地方税法の改正を考慮し、中央卸売市場の使用料の上限額を改定する等のものであります。
次は、第四十九
号議案仙台市観光交流施設条例の一部を改正する条例でありますが、これは、秋保ビジターセンターの使用料を定めるとともに、消費税法及び地方税法の改正を考慮し、秋保二口キャンプ場及びせんだい秋保文化の里センターの使用料を改定するものであります。
次は、第五十
号議案仙台国際センター条例の一部を改正する条例でありますが、これは、消費税法及び地方税法の改正を考慮し、会議棟及び展示棟の利用料金の基準額を改定するとともに、展示・レセプションホール等の利用料金の基準額を改定するものであります。
次は、第五十一
号議案仙台市地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例でありますが、これは、あすと長町北部地区計画の区域内の建築物に関する制限の内容を変更するとともに、建築基準法及び建築基準法施行令の改正に伴い、容積率の算定の基礎となる建築物の延べ面積の算定方法を改める等のものであります。
次は、第五十二
号議案仙台市建築基準法の施行に関する条例の一部を改正する条例でありますが、これは、建築基準法の改正を考慮し、用途地域における建築等許可申請手数料を改定するとともに、建築物の用途の変更による興行場等としての使用に係る許可申請手数料等を定める等のものであります。
次は、第五十三
号議案仙台市消防団員に関する条例の一部を改正する条例でありますが、これは、非常勤の消防団員のうち、班長及び団員の職務報酬を改定するとともに、非常勤の消防団員の任用資格を改めるものであります。
次は、第五十四
号議案仙台市水道事業給水条例の一部を改正する条例でありますが、これは、消費税法及び地方税法の改正を考慮し、水道料金、水道加入金及び開発負担金を改定するとともに、水道法施行令の改正に伴い所要の規定の整備を行うものであります。
次は、第五十五
号議案仙台市病院事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例でありますが、これは、診療科目の名称を変更するものであります。
次は、第五十六号議案指定管理者の指定に関する件でありますが、これは、仙台市大竹児童館等の指定管理者を指定するものであります。
次は、第五十七号議案包括外部監査契約の締結に関する件でありますが、これは、平成三十一年度の包括外部監査契約の締結に係るものであります。
次は、第五十八号議案市道路線の認定及び廃止に関する件でありますが、これは、藤塚貞山堀線ほか三路線を市道として認定し、藤塚貞山堀線ほか六路線を廃止するものであります。
次は、第六十三号議案災害弔慰金の支給等に関する条例の一部を改正する条例でありますが、これは、災害弔慰金の支給等に関する法律施行令の改正を考慮し、災害援護資金の貸し付けを受けようとする者が保証人を立てる義務を負わないこととし、災害援護資金の償還方法に月賦償還を加えるとともに、災害弔慰金の支給等に関する法律の改正を考慮し、災害援護資金の利率を改定する等のものであります。
次は、第六十四
号議案仙台市いじめの防止等に関する条例でありますが、これは、いじめの防止等のための対策を総合的かつ効果的に推進するため、いじめの防止等に関し必要な事項を定めるものであります。
次に、各会計補正予算案の概要につきまして御説明申し上げます。
まず、第一号議案平成三十年度仙台市
一般会計補正予算でありますが、総務費では、市税の過年度還付金等の追加、公共施設保全整備基金造成のための積立金の追加、防災対応型再生可能エネルギー導入事業費の追加を計上しております。
健康福祉費では、予防接種費の追加、感染症対策事業費の追加を計上しております。
経済費では、低所得者・子育て世帯向けプレミアム付商品券の発行に要する経費、
中小企業活性化基金造成のための積立金を計上しております。